目次
保険で資産形成は本当にできる?
資産形成に活用できる保険の種類
保険で資産形成するメリット
保険で資産形成するデメリット
投資初心者におすすめの保険と注目ポイント
保険とNISAはどちらを優先すべき?
まとめ
保険で資産形成はできる?メリット・デメリットとおすすめの保険を初心者向けに解説
「保険に入るだけでお金が増えると聞いたけれど本当?」「資産形成を始めたいけれど、保険と投資のどちらが良いの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
保険は本来、病気や死亡など万が一のリスクに備えるための商品ですが、種類によっては貯蓄や資産形成の機能を備えたものもあります。ただし、「保険なら必ず得をする」というわけではなく、メリットとデメリットを理解して選ぶことが大切です。
この記事では、資産形成に活用できる保険の種類や特徴、おすすめの考え方、投資初心者が注目すべきポイントをわかりやすく解説します。
1. 保険で資産形成は本当にできる?
結論からいうと、保険を利用した資産形成は可能です。
ただし、銀行預金や株式投資とは目的が異なります。
保険は、
万が一の保障
貯蓄
老後資金づくり
を同時に行えることが特徴です。
例えば毎月2万円を20年間積み立てると、
2万円 × 12か月 × 20年 = 480万円
を払い込むことになります。
保険の種類や運用状況によっては、満期時や解約時に払込額以上の金額を受け取れる場合もあります。一方で、市場環境や商品設計によっては、受取額が払込額を下回るケースもあるため、事前の確認が重要です。
つまり、保険は「保障を持ちながら資産形成を目指す手段」の一つと考えるとよいでしょう。
2. 資産形成に活用できる保険の種類
① 終身保険(低解約返戻金型など)
終身保険は、一生涯の死亡保障が続く保険です。
長期間保有することで解約返戻金(解約時に戻るお金)が増えるタイプもあります。
例えば、
30歳から毎月1万5,000円を25年間払い込むと、
総払込額は
1万5,000円 × 12 × 25 = 450万円
となります。
商品によっては、長期間保有することで解約返戻金が払込総額を上回る可能性があります。
② 個人年金保険
老後資金づくりを目的とした保険です。
60歳や65歳から一定期間、年金形式で受け取れます。
公的年金を補う役割として利用されることが多く、計画的に老後資金を準備したい人に向いています。
③ 外貨建て保険
米ドルや豪ドルなどで運用する保険です。
日本円より高い金利が期待できる場合がありますが、為替相場の変動によって受取額が増減するリスクがあります。
例えば、
1ドル=150円で契約し、
受取時に
1ドル=170円なら円換算額が増える可能性があります。
1ドル=130円なら円換算額が減る可能性があります。
④ 変額保険
株式や債券などで運用される保険です。
運用成績が良ければ資産が増える可能性がありますが、反対に市場の下落で受取額が減少することもあります。
3. 保険で資産形成するメリット
保障と貯蓄を両立できる
保険最大の魅力は、保障を持ちながら資産形成できることです。
例えば契約後すぐに万が一のことがあれば、積立途中でも保険金が支払われるケースがあります。
投資信託には、このような死亡保障は基本的にありません。
強制的に積み立てられる
毎月自動的に保険料が引き落とされるため、
「貯金が苦手」
という人でも続けやすい点がメリットです。
相続対策として活用できる場合がある
生命保険金には一定の非課税枠が設けられているため、相続対策として活用されることもあります。
4. 保険で資産形成するデメリット
利回りは投資より低い場合が多い
例えば年5%で運用できる投資と比べると、多くの貯蓄型保険では期待利回りが低くなることがあります。
資産を大きく増やすことを最優先にするなら、投資信託などが選択肢になる場合もあります。
途中解約すると元本割れすることがある
契約から数年で解約すると、支払った保険料より受取額が少なくなる商品もあります。
例えば、
100万円払い込んでも、
解約返戻金が80万円なら、
20万円の損失になります。
そのため、長期間継続することを前提に加入することが大切です。
手数料やコストを確認する必要がある
特に変額保険や外貨建て保険では、
保険関係費用
運用管理費用
為替手数料
などがかかることがあります。
契約前に確認しましょう。
5. 投資初心者におすすめの保険と注目ポイント
資産形成を目的とする場合は、自分の目的に合った保険を選ぶことが重要です。
例えば、
保障を重視したい人:終身保険
老後資金を準備したい人:個人年金保険
運用による資産の成長も期待したい人:変額保険(リスクを理解したうえで)
外貨で資産を持ちたい人:外貨建て保険(為替リスクを理解したうえで)
投資初心者は、次のポイントも確認しましょう。
払込総額と将来の受取見込み額
解約返戻金の推移
保険料を無理なく払い続けられるか
手数料や諸費用
保障内容が自分に合っているか
「利回りが高そう」という理由だけで契約せず、保障と資産形成のバランスを考えることが大切です。
6. 保険とNISAはどちらを優先すべき?
「保険と新NISA、どちらがいいの?」という質問はよくあります。
基本的な考え方としては、
万が一の保障が必要なら保険、資産を効率よく増やしたいなら新NISAという役割の違いを理解すると選びやすくなります。
例えば、
毎月3万円を資産形成に回せるなら、
保険:1万円
新NISA:2万円
というように組み合わせる方法もあります。
保険は「備えるためのお金」、NISAは「増やすためのお金」と考えると、目的に応じた使い分けがしやすくなります。
まとめ
保険は、本来の保障機能に加え、長期的な資産形成にも活用できる金融商品です。終身保険や個人年金保険、変額保険などにはそれぞれ特徴があり、目的やリスク許容度に応じて選ぶことが重要です。
一方で、途中解約による元本割れや手数料、期待利回りなど、事前に理解しておくべき注意点もあります。「お金を増やしたい」という目的だけで加入するのではなく、保障の必要性も含めて総合的に判断しましょう。
投資初心者は、保険だけ、あるいは投資だけに偏るのではなく、自分のライフプランに合わせて保険と新NISAなどを上手に組み合わせることで、リスクに備えながら将来の資産形成を進めやすくなります。長く続けられる無理のない計画を立てることが、将来の安心につながる第一歩です。

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